生きてるべき?それとも死ぬべき?
三島由紀夫の『葉隠入門』を読み終えた
いわゆる“戦争中に用いられた書物”というレッテルほどの内容ではない。
“死”を常に意識していれば、有意義な生き方が出来るはずというメッセージを強く押し出すと共に、不様な・本意でない生き方を強く否定している。
武士として特権を与えられ、米を農民から吸い上げる人間には、常に自らの考えを示し・規律を重んじ・他者を思いやらなければならない、厳しい生き方が要求されるということだろう。至極真っ当である。
しかしながら一般人の人生に求めるには少し酷な内容なのかもしれない。多くの現代人には関係の無いことでしょう。小さな生き方には小さな責任です。
一方で、人・社会を動かそうとする・動かす立場にある人には、是非この『葉隠』の気負いで生きていただきたい。大きな生き方には、大きな報いとともに大きな責任もセットで付いてくるのです
“報い”しか目に入っていない人、多いです。
でもね、死ぬ必要は無いと思います。皆でその不様を嘲笑する程度にとどめましょう。
さんまが、娘さんの名前の由来としてよく言いますが『生きてるだけで丸儲け』、僕の好きなコトバ。
これ実は葉隠のメッセージと同じ、“死”を意識すると、生きていることが尊いことに思えてくるということ。やっぱり、生きているということ、生まれてこられた、ということは尊いよ
P.S.『葉隠』は、聞き取りをもとに書かれたことだけあって矛盾点も少なくないらしい。それを肯定的に擁護・解釈する三島由紀夫の姿勢も強く感じられた。人間にとっての一番のモチベーションは、やっぱり“好き”ってことなんだろうなぁ~とも感じた。