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希な経験をいかに今後に生かすのか?

プロジェクトXで、地下鉄サリン事件が発生した際の聖路加総合病院の取り組みを特集していました。

要は聖路加総合病院は“有事に備えた設備と体制”を整えていたということを語っていました。
その内容は以下の3点
 1.聖路加総合病院の設備に隠された有事への対策
 2.事前に設定されていた有事の際の職員の対応
 3.有事の際に自律的に行動できる人材の育成

日野原氏は、理事会の非難に遭いながらも戦時の経験を元に日頃の快適さと有事への対応力を両立した病院を計画したそうだ。それに加えて、有事に全職員を招集する仕組み、ERの設定などをおこなった。それらが上記の1・2にあたる。だが、それにも増して効果を発揮したのが、3点目の自律的な職員の対応である。
日野原氏は番組の中で「パーっと行動してくれたからモタモタしなかった」と語っている。組織の上層部が「有事に対して全力で対応する」と決定したあとは、組織の構成員が自律的に判断して行動したため、上層部の意思決定を伺ってパイプラインが詰まってしまうようなことがおこらなかったわけだ。この効用は非常に大きい。
院内感染への対応などでも聖路加総合病院は事例として取りあげられていたと記憶している。組織論という観点で聖路加総合病院はウォッチする価値があるだろう。

それにしても日野原氏は多方面で評価されている、今回の件で彼を評価するならば、なぜその希な経験に基づいた思いを周囲の否定にあいながらも突き通すことが出来たのか?私はそこに一番の興味がある。

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