「OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて」を読んで
「OPEN INNOVATION―ハーバード流イノベーション戦略のすべて」では、クローズドイノベーションの代表例であるXeroxPARCとオープンイノベーションのインテル・ルーセントを対比しながらこれからの企業における研究開発について言及している。
要は企業内の研究であっても、それを製品化できる主体は必ずしも社内にあるわけではないということ。今後は、社内・外に発現するイノベーションの種を自社や他社をうまく利用して育て上げることが重要であると書いている。その秘訣として2点+αで書かれていて
「1.出来るだけ多くの可能性を追求し、できるだけ安いコストで、迅速なフィードバックを求めなければならない
2.最終的なマーケットに近いマーケットを見つけ、できるだけ早期に成功することである。
⇒詳細で、完全で、慎重な計画を立てるのではなく、最初の少数の調査から得られる情報に迅速に反応しなければならない」ということだそうだ。
大学の研究などに資金提供をおこなうのも有力な手段。特にインテルは、大学に積極的に資金提供をおこなったり、規格やコンソーシアムを無償で構築したりして、他社を積極的に活用しているそうだ。インテルの最終目的は“必要とする計算量の増大”である。