ロードレーサー 別府史之さん
久しぶりに情熱大陸を観た
今回の主役はヨーロッパの自転車レースで活躍している別府さん。彼は「ディスカバリーチャンネル」という強豪チームに属している。
自転車レースにおけるチームプレイの目的はエースを優勝させること。そのためアシストとなった人物はエースが勝つためのお膳立てをしなければならない。具体的には、エースの風よけになったり、他のチームのエースを攪乱したりと、自分のペースを守るための走りは出来ない。
彼はそのアシストを担当している。アシストはゴールすることが目的ではないし、そんなペース配分も出来ないから、試合に出てもリタイアすることなんて当たり前である。それはとても悔しいことなんじゃないかと思う。
そんな厳しい世界にもかかわらず、23歳の若さで単身で乗り込んでいる彼の精神力・行動力、そしてプロ意識はすごいものだと感じた。
そんな彼に番組スタッフが「ゴールできなくて悔しくないですか?」と訊いた
彼はきっぱりと言った「それは確かに悔しい、けれどもプロがそんなことを言っていてはいけないんです」と。けれども彼の表情には、一瞬悔しさのようなものが見えた。彼はそんな気持ちをのみ込んで今日もレースを続けている。
いまは“やりたいようにはできない”けれども、いつかのし上がってやる!!いまは、今の自分に与えられた仕事をしっかりとやりきってやる!!という強い意思を感じた。
まったく違った世界に見えるけれど、これに似た感情は多くの若者が社会に入って感じているのかもしれない。
やりたいことを最初から出来るわけじゃない。
だからやりたいことに可能な限り近い場所を選ぶことも大切だし、やりたいことを忘れないことも重要だと思う。
けれどもそれ以上に大切なのは、今自分がやらされていることが、自分が本当にやりたいことにきちんとつながっているかどうかを問い続けることではないだろうか?
そうすれば人生の潮目を見誤ることは無いのだと思う